ドイツから帰国いたしました。通常営業に戻ります。
どうも、快眠屋おのの植村浩太朗です。一昨日ドイツから帰ってきました。
出張中にご来店を考えて下さっていたお客様にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。体調不良もなく、時差ボケも回復しましたのでもう大丈夫です。通常営業に戻っておりますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ドイツの話を簡単に
ドイツとは関係ありませんが、一生懸命マイルを貯めているのに特典航空券が取れないので、未だかつてビジネスに乗れた試しがありません。。。颯爽とビジネスに乗り込んでいく方達を尻目に今年も当然の如くエコノミーです。特に今はロシアを迂回して飛ぶので通常ルートよりもさらに時間がかかるんですよね。ヨーロッパは遠い。。。
(13時間のフライトを終え、無事到着)
フランクフルト空港からフランクフルト中央駅まではドイツ鉄道(Sバーン)での移動が便利です。特にANAの場合はターミナル1に到着するので、空港と駅が直結しておりまして超楽々。(ターミナル2に到着する飛行機だとターミナル1まで移動する必要があります)
ところが今年は日本を発つ直前にハイムテキスタイルの運営から「1/10〜1/12はドイツ鉄道のストライキがあるから気をつけてね!ドイツ鉄道以外の会場へのアクセス方法を教えるね!」というメールが届きまして、「え?ハイム期間中とほぼ丸被りじゃん。弱ったな。」と空港からホテルまではタクシーで移動することに。(この時点ではドイツ鉄道が全く動いていないと思い込んでいたが、後にスト中でも1〜2時間に1本くらいは運行していることを知る)
ちなみに今年でドイツは9回目ですが、ストにぶち当たったのは初めてです。
この日はそのままホテルで爆睡。本当は時差ボケ解消の為に現地時刻のもっと遅い時間まで起きているべきなんですが限界でした。(案の定、深夜に目が覚めてそのまま寝れず。)
ホテルで朝食を済ませ、トラムでメッセ会場に向かおうとしたところ、たまたまDB(ドイツ鉄道)アプリをのぞいてみたらスト中にも関わらずなんと1時間に1本くらいはメッセ行きのSバーンが動いていることが判明。ちょうどタイミングも良かったのでSバーンで会場に向かうことにしました。ストと言っても完全欠便というわけではないようで一安心です。(同じ日に農家のデモもあったようでベルリン方面の交通は麻痺状態ということでした)
今年のハイムテキスタイルではイタリア・LOMBARDAのカシミヤ100%の毛布(ブランケット)をオーダーしてきました。
LOMBARDAは紡績、製織、仕上げまでの生産工程を全てイタリア国内の自社工場で一括して行なっている今の時代では珍しい会社です。真のメイドインイタリーというやつですね。家族経営の小規模な会社で、展示ブースも非常にアットホームな雰囲気。商談の場に娘さんと息子さん(恐らく10代半ば)も同席するケースってなかなかないでしょ。
昨年仕入れたカシミヤ60%メリノウール40%の毛布が非常に良かったという経験もあり、今年も同じグレードの色違いにしようかとも悩んだのですが、カシミヤ100%はそれに輪をかけて素晴らしい出来だったので、「迷った時は質の良い方を選ぶ」というマイルールに則って今年はカシミヤ100%をチョイスした次第です。
ハイムテキスタイルの次はケルンの国際家具見本市です。こっちは4年ぶりの開催ですね。
会場の駅まではケルン中央駅からわずか1駅。橋を渡ればものの2〜3分で着きます。4年も経つと流石に会場周辺の様子も激変していてホテルが乱立。一瞬ここで合ってたっけ?と分からなくなるほどでした。
ハイムテキスタイルはその名の通り生地関係やその原料がメインですが、こちらは完全に家具、インテリアがメインです。もちろん我々にとって一番の目的はベッド・マットレス関係ではあるものの、ダイニングやリビング、キッチン関係のトップクラスの家具が集まりますので素人目にもとても見応えがあります。。(ただ今年は4年前までと比べるとやや微妙でした。。。やっぱりコロナ禍が全てを変えましたね。)
このNATUZZI ITALYの電動リクライニングチェアが座り心地もデザインも抜群だったので「うわ、、、これ個人的にめちゃくちゃ欲しい、、、」となったのですが、その場で調べたら日本では80万円程度で売られているようで早々に諦めました。いやまあそりゃそうよね。。。
ドイツの好きな料理
これはほぼどこのレストランでも食べられる鶏胸肉のサラダ。ドイツと言えば豚肉ですが、鶏胸肉もポピュラーです。
ドイツまで行って食べるものか?と問われると確かにその通りなんですが、胃を休めつつ、腹持ちが良いものを食べたくなる瞬間が必ずくるので、そんな時にオススメです。ドレッシングの方向性はお店によって違いますが、鶏胸肉がジューシーでかなり美味しいです。日本で同じクオリティのものが食べられるお店があればダイエット目的で絶対通いますね。売店に売ってるやつは冷めててアレなのでぜひレストランでお試しに。
そしてなんと言っても僕が愛するシュニッツェル。ドイツに行ったらこれを食べずにいらいでか!という料理です。豚や鶏肉を薄く叩いて衣をつけて揚げたシンプルなものですが、お肉自体に脂がほとんどないので見た目よりも重くありません。
写真1枚目はシンプルに塩胡椒とレモンで食べるシュニッツェルで、2枚目はマッシュールームクリームソースで食べるイェーガーシュニッツェル。僕はこのイェーガーシュニッツェルの大ファンで、これを食べるためにドイツに行っています。(この他にもトマトソースのシュニッツェルや、目玉焼きが乗ったシュニッツェルなどレストランによって様々なバリエーションがあります)
スープやソーセージは塩辛すぎて食べられないという日本人も多いと思いますが、シュニッツェルならほぼ間違い無いのでご安心を。
今回の出張で食べたものは概ね美味しいものばかりでしたが、途中で食べたメキシコ料理と帰りの空港で食べたカボチャのクリームスープは口に合わず残してしまいました。(お店の方本当にごめんなさい)
特にこのカボチャのクリームスープは要注意です。ヨーロッパのスープが危険ということはこれまでの経験で嫌というほど身に染みていたはずなのに、この見た目にうっかりヤラれてしまいました。。。猛省です。優しい甘さのカボチャのポタージュを想像して口に入れてみると「んん!???!???ンンンn!?しょっぱ!!!!カボチャの存在ゼロ!塩の味しかしない!!!!!」とまさに典型的な失敗。塩分量どないなってんねん。。。日本人なら一発でアウトな濃度で、美味しい美味しくない以前にもはや二口目さえも飲めないレベル。日本のお店でこの味が出てきたら「多分分量間違ってます」とお店の方に伝えてしまいかねない勢いですね。
帰国前に優しいスープで胃を労ってあげたいとお考えの皆様、ぜひ踏みとどまることをオススメします。